コラム:中国メーカーのワイヤレスマイクと音響機材への接続は問題あり?

Amazonや楽天市場で「ワイヤレスマイク」と検索すると中華製のワイヤレスマイクが多く販売されています。
こういった中国製のワイヤレスマイクは我々が使うプロ用のワイヤレスマイクに比べ非常に安価で評価が良い物があるため、良く売れているようです。
ちなみにプロの世界で使うマイクは「マイク2本と受信機」で安くても30,000円~で、製品も名の知れたメーカーが製造販売しているものです。

そのプロの扱う機材とアマゾンで販売されている機材は何が違うのでしょうか?

使えればOKという方もいますが、いろいろと問題があるのも事実です。

国内では禁止されている電波(周波数)を使用してる

プロ用の機材は技適マークといって、電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマークが記載されています。
これは国がこの機材は日本国内で使っても良いと言うのを保証しているもので、このマークが無いものは基本的には使えません。

技適マーク

技適マーク

アマゾンなどで販売してる中華製の激安ワイヤレスマイクの中には、技適マークが無い、もしくは偽造した技適マークのシールを貼っているものがあります。
日本国内では使ってはいけない周波数(恐らく製造元の中国などでは使える)を使用していて、そのまま使用すると電波法違反で処罰されます。

なお、総務省ではそういった機器を定期的に調査し公表をしています。
無線設備試買テストの結果について(総務省電波利用ホームページ)

当社では技適マークの無い機材の接続はお断りしています

当社に音響を依頼してくるお客様の中にも、まれにこういった機材を持ってられ接続をお願いされる事がございます。
その場合、大変申し訳ないのですがスタッフの判断によりお断りをしております。
電波法違反の問題はもちろん、こういった機材はこちらの機材に悪影響を及ぼすことも考えられ、機材の故障によるイベントの中断、予期せぬノイズの発生などイベント遂行の支障をきたす場合があるためです。

またイベント会場で使われるトランシーバーも技適マークの無いものが多く販売されています。
当社では国内メーカーの安心して使えるトランシーバーのレンタルを行っております。
ワイヤレスマイク同様に安いからと言って購入するとあとあと面倒な事にもなりますので、もし迷っているようでしたら一度ご相談ください。
当社でお調べして回答させていただきます。

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